最もよく見る本は、北驫ルから出ている「牧野新日本植物図鑑」。とくに、野生の植物を描くときには、必ず、描く前に細部を確認します。昭和36年に発行された本ですが、1冊で3896種が白黒の線画入りで解説されている図鑑は他にありません。この図は牧野富太郎博士自身が描いているものもありますが、他にも水島南平氏、山田壽雄丙氏木本幸之助氏の3人の画家が描いています。
単純に考えただけでも一人平均1000種描いているわけで、それを植物採集の段階から、しかも花も実も描くためには季節を変えて採集しなければならないわけですから、どれほどの時間と労力がかかったかと思うと気が遠くなります。
数年前に、高知の牧野植物園に行きましたが、そこには原画や実際に牧野博士が使われた画材などが展示されています。牧野博士の線画は、面相筆と墨で書かれています。最も細いところを描く筆は、毛が3本しかないという、極細の筆です。
近年はパソコンの普及で、ばらばらの紙に描いた絵を画面上で切り貼りして一つのページにまとめ上げるのが普通ですが、当時はトレーシングペーパーに描いた絵を文字通りはさみとのりで切り貼りして、編集をしていました。(切り貼りした原稿も展示されていました)
NHKの龍馬伝で今年の高知は観光客数が飛躍的に伸びているそうですが、牧野植物園もぜひ訪れて欲しいです。
2010年09月04日
2010年09月03日
ベニバナサワギキョウ下絵
2010年09月01日
ベニバナサワギキョウペン画
9月1日朝日新聞掲載
サワギキョウはキキョウの仲間です。以前にも書きましたが、キキョウの仲間は雄しべが先に熟します。雄しべの花粉がすっかりなくなってしまってから、雌しべが熟して、他の花の花粉を受けて受粉します。サワギキョウの雄しべは、花びらの真ん中に立ち上がっている、曲がった管のようなものの先端に収納されていて、外からは見えません。管の先からは細い糸の束が見えているだけです。この糸は花粉につながっていて、ここを虫が刺激すると、中から花粉があふれ出してくるのです。(ここから先は虫眼鏡がないと見えません)
この絵を描いたとき、花はまだ開いたばかりで、部屋の中には虫もいなかったので、筒の先は毛だけが見えています。
2010年08月31日
心惹かれる絵
植物画を描き始めて間もない頃、母の知人からこの本を頂きました。ご自身も絵を描いていらっしゃって、家にはその方が描いた色紙が飾ってありました。私が花の絵を描いていると言うことを母から聞いて、この本を持ってきてくださったのです。
著者は人事院総裁を務めていた佐藤達夫氏。忙しい公務の間に描きためた絵と随筆をまとめたものです。ほとんどの絵は白黒のペン画で、実際の植物を細密に写生しています。
シンプルな構図と誠実な細密描写です。
添えられたエッセーを読むと、一心にスケッチする著者のむこうに、揺れている花が見えるような気がして、しばしぼんやりしてしまいます。それがなんとなくいい気分で、こういう状態が「心惹かれる」ということじゃあないかと、思っています。
2010年08月30日
描き終わったあと
教室では、毎月課題の花として、たいていは鉢植えの花(時々切り花)が一人ずつ用意されています。2週間で下書きをして、つぎの2週間で色を塗って、そのまたつぎの2週間で仕上げをするときにはその花は終わって、また次の花が来ることになります。
でもって、描き終わった花をどうするかというと、宿根草の場合は鉢を植え替えたり、花壇に植えたり、人によって様々です。私の場合、以前は義父が植木職人をしていたので、「里子」に出していました。大きくなって帰ってくるんだよ〜!?といって。実際、次の年には一回り大きくなった、見事な鉢植えになって帰ってきていました。(もちろん花の時期が終わったらまた義父の家に帰ります)
でも、3年前に義父が亡くなってからはこの手は使えなくなったので・・・できるだけ庭に植えているのですが、耐寒性のないものはそういうわけにも行かず、なかなか大変です。同じように花を持ち帰る生徒さんの話を聞いても、上手に育てられる人(緑の指を持っていると言います)もいれば、毎回「枯れました〜」(茶色の指の持ち主)もいます。
私も忙しさにかまけてなかなか世話をしないので、茶色の指のほうです。しかも今年はこの猛暑。夏前に植えたクレマチスが全滅して、がっかりです。
でもって、描き終わった花をどうするかというと、宿根草の場合は鉢を植え替えたり、花壇に植えたり、人によって様々です。私の場合、以前は義父が植木職人をしていたので、「里子」に出していました。大きくなって帰ってくるんだよ〜!?といって。実際、次の年には一回り大きくなった、見事な鉢植えになって帰ってきていました。(もちろん花の時期が終わったらまた義父の家に帰ります)
でも、3年前に義父が亡くなってからはこの手は使えなくなったので・・・できるだけ庭に植えているのですが、耐寒性のないものはそういうわけにも行かず、なかなか大変です。同じように花を持ち帰る生徒さんの話を聞いても、上手に育てられる人(緑の指を持っていると言います)もいれば、毎回「枯れました〜」(茶色の指の持ち主)もいます。
私も忙しさにかまけてなかなか世話をしないので、茶色の指のほうです。しかも今年はこの猛暑。夏前に植えたクレマチスが全滅して、がっかりです。
2010年08月27日
ベニバナサワギキョウ
私が主催する植物画教室では、毎月一つ、課題の花を決めて描きます。もちろん、必ずしも課題を描かなければいけないというわけではありませんが、一応お手本の絵やら小さな塗り絵で彩色練習とかをしますので、8割くらいの生徒さんはその花を描きます。花はいつも赤磐市の矢部花園さんにお願いして、仕入れてもらっていますが、一人一人に必ず花があるようにするので、数をそろえてもらうのが大変。とりあえず予算はこれくらいで、と決めてあとは市場で下見をしている時に携帯で連絡してもらったり、生産者に直接電話してもらったりと毎月月末は来月の花を決めるのにばたばたしています。
で、昨日仕入れてもらったのがこれです。電話で「サワギキョウ」が出てるよ、と聞いて即決で決めたのですが、花色が紅色! 実物を見てびっくりしました。私の中ではサワギキョウは紫ですから。岡山では自然保護センターの湿原で見たことがあります。
こちらは北米原産だそうです。
2010年08月26日
ペンタス
2010年08月24日
ホオズキ
2010年08月23日
ジョウロウホトトギス
2010年08月21日
ペンタス
植物園観察会受付開始
先日お知らせしました、岡山理科大学自然植物園主催の、秋の観察会植物画体験講習の受付が18日〜始まりました。今年も初日から申し込みの電話が相次ぎ、2日間で15名の申し込みがありました。(すでに募集の半分が埋まっています!)やってみたい、と思われる方、ぜひ早めにお申し込みください。
詳しいお知らせは自然植物園ホームページを見てください。
http://www.ous.ac.jp/garden/
今年は他のイベントと重なっているので、大学内の駐車場が使えません。西口から理科大学行きのバスが出ていますので、そちらをお使いください。バスは半田山植物園の前で停まりますから、半田山植物園の駐車場に車を置いて、(有料 一日300円)タクシーに乗るか、バス(1時間に1本ですから、時刻表を確かめて)にお乗りください。
詳しいお知らせは自然植物園ホームページを見てください。
http://www.ous.ac.jp/garden/
今年は他のイベントと重なっているので、大学内の駐車場が使えません。西口から理科大学行きのバスが出ていますので、そちらをお使いください。バスは半田山植物園の前で停まりますから、半田山植物園の駐車場に車を置いて、(有料 一日300円)タクシーに乗るか、バス(1時間に1本ですから、時刻表を確かめて)にお乗りください。
2010年08月16日
ルドベキア
2010年08月13日
キクイモモドキ彩色
2010年08月12日
アサガオ
スイレン
2010年08月10日
スイレン
2010年08月08日
2010年08月06日
ウサギゴケ
2010年08月03日
秋の観察会
例年春と秋に岡山理科大学で開催されている植物観察会、秋の日程が決まりました。
9月18日 土曜日 13時30分〜
9月25日 土曜日 13時30分〜
受け付け開始は8月18日からです。詳しいお知らせは植物園のホームページを見てください。
http://www.ous.ac.jp/garden/
9月18日 土曜日 13時30分〜
9月25日 土曜日 13時30分〜
受け付け開始は8月18日からです。詳しいお知らせは植物園のホームページを見てください。
http://www.ous.ac.jp/garden/