サルトリイバラ ゆり科
山野に生える、木質のつるでよじ上る低木。西日本では、葉をモチを包むのに用います。私の田舎では、この葉でくるんで蒸した餅をイビツモチと呼んでいます。饅頭屋に奉公していたことがある祖母は、こし餡を作るのが上手で、季節毎に餅を作ってくれたのですが、石臼で粉をひくところから始めるので、一日がかりでした。子供達も葉っぱを取りに行ったり、餡を丸めたり、手伝うことがたくさんあって大変でしたが、蒸し上がった、湯気の立つ餅を食べるのが嬉しくて嬉しくて。あの頃は葉っぱにしか興味が無くて、サルトリイバラの実がこんなに色鮮やかだとは知りませんでした。