2024年04月27日
スイートピー 赤
Aクラスの生徒さんから頂いた、鮮やかな赤のスイトピーです。
スイートピーは、17世紀末にイタリアのシチリア島で発見され、原種は紫色だったそうです。江戸末期に日本に伝わり、商業用に栽培され始めたのは大正時代。
松田聖子さんの「赤いスイートピー」が流行った1982年当時、スイートピーの花色はば白やピンクの花が主流で、濃いピンクはあっても、真っ赤なスイートピーは存在していなかったらしいです。
「赤いスイートピー」がヒットしたことにより、「ほかの花には普通にある赤色を、スイートピーでも作りたい」と三重県の中川猛さんが発案。花の市場勤務から栽培農家に転身し、品種改良を始めたのが1987年。
濃いピンクのスイートピーを掛け合わせ、赤い花を作ろうとしました。2002年にようやく1本だけ赤いスイートピーが誕生。2005年の12月から市場に出荷が開始されたそうです。
本当に綺麗な赤で、花びらは5枚あり、大きな上側の花びらは朱赤、下の外側の花びらは赤紫、内部にある小さな舟形の花びらは白です。
おしべは10本あるのですが、なぜか1本だけ外れていて、花の奥に虫を誘い込む道しるべになっているそうです。