先日から紹介している、カラー点描画ではいつも色鉛筆で下塗りをしています。
この色鉛筆での下塗りは、必ずしなければならないというわけではありません。
実際、大人が楽しむ 点描画ぬり絵 では、下塗りをしたものと、しなかったものの2種類のお手本画を載せています。
下塗りをしない場合は、もとの紙の白さを生かすことが出来ます。点の密度や色の組み合わせをより繊細に表現することが出来ます。
下塗りをする場合、少ないペンで複雑な色を作れますし、より手早く仕上げる事が出来るでしょう。
そして何より、前もって薄く色を塗っておくことによって、塗り間違えることを防ぐことが出来ます。
これは水彩画でも同じなのですが、細かい花や葉が重なっているとき、うっかり葉と葉の隙間に色を塗ったり、葉の裏表を間違えたりすることがあります。ペンは一度描いてしまうと取ることが出来ません。薄く色鉛筆で塗っておくと間違いが少ないのです。
(そのため、私は消しゴムで消すことの出来る色鉛筆を使っています)
また、少し濃淡をつけておけば、影をつけるときにも役立ちます。
色鉛筆はメインではありませんが、ちょっとした隠し味だと思って使えば、より点描画を楽しむことが出来ると思います。
本の表紙になったラナンキュラスは、色鉛筆での下塗りはしていません。
posted by 西本眞理子 at 17:02
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